(図6)深夜の電話の1群(よくある)は、0群(ときどきある+ない)に比べて、平均スコアが低い傾向にあった。
(図7)深夜のPCの1群(よくある)は、0群(ときどきある+ない)に比べて、平均スコアが高い傾向にあった。
(表1)
リスクファクター側から見ると、「喫煙」は自覚症状の5項目中4項目で有意な正の相関があり、「平均睡眠時間」は同じく3項目で有意な正の相関、1項目で正の相関傾向があった。また、「脂質」と「血圧」は共に1項目で有意な正の相関があり、加えて「脂質」は1項目で正の相関傾向があった。
自覚症状側から見ると、「のどが渇く」が4項目のリスクファクター等と有意な正の相関、「疲れやすい」が2項目で有意な正の相関、1項目で正の相関傾向、「よく眠れない」が2項目で有意な正の相関、「下痢しやすい」が1項目で有意な正の相関、「頭が痛い」が1項目で正の相関傾向が、それぞれ認められた。
「喫煙」「脂質」「血圧」「平均睡眠時間」「深夜のPC」は予想通り、平均スコアを上昇させる方向に働く一方で、逆に「腹囲」「深夜の電話」は平均スコアを抑制する方向に働いた。BMIなどの肥満指数でも、少し太めの方が平均余命が長いとの報告や、PCによるメール交換と比べて、電話によるコミュニケーションの豊富な情報量などが、一つの可能性として考えられる。
また、「うつ状態」の身体症状トップ2である、「よく眠れない」「疲れやすい」に加えて、「のどが渇く」がクローズアップされた点も、今後さらに検討を重ねる必要があろう。
なお、今回のデータの公表に関しては、プライバシーの保護に配慮したため、調査集団の規模などの関連情報は割愛させて戴いた。