このヘルスチェック表・解析編ではヘルスチェック表の解析結果事例をご紹介いたします。
解析を行うことにより、事業所ごとのメンタルヘルスにおける問題点を明らかにします。
メンタルヘルス管理を行っているがその効果が実感できない場合は、いかなる方法を用いていたとしても、この解析の部分が抜け落ちている可能性が大きいといえます。
そしてその結果に則って、メンタルヘルスセミナーの実施や日頃のメンタルヘルス対策を含むメンタルヘルス管理全体の方向性をお決めになることで、初めてヘルスチェックの実施が意味を持ち、効果が現れることになります。
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メンタルヘルスの異変は、身体症状を伴って始まる事が多く、うっかりすると身体疾患と間違われて、初期治療が遅れてしまうケースもしばしば見受けられる。
そこで、更井らの「うつ状態の疫学調査(1979)」を参考に、新たにヘルスチェック表(別紙参照のこと)を作成し、メタボリック症候群のリスクファクター等との関連性について、以下の検討を行った。
まず、ヘルスチェック表の10項目の質問に対して、「はい」と答えた項目の合計数を各自のヘルススコアと設定し、喫煙・腹囲・脂質・血圧の各リスクファクターならびに、深夜の電話対応やPC作業との関連性について検討した(図1〜7)。
なお、血糖は基準値を超える者がいなかったため、今回の分析からは除外した。また、「はい」と答えた人数が多かった上位5項目の質問についても、同様の検討を行った(表1)。
(図1)喫煙の1群(一日20本以上)は、0群(一日20本未満)に比べて、平均スコアが有意に(p<0.01)高かった。
(図2)腹囲の1群(基準値以上)は、0群(基準値未満)に比べて、平均スコアが低い傾向にあった。