メンタルヘルスエッセイ(過去)0032

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メンタルヘルスエッセイ


メンタルヘルスエッセイ 第160話  やる気(2)
近年話題となっている、「偽装」請負も然りである。
無名の弱小会社と経営の傾いた巨大企業が、
共に生き延びる「適応」手段が「偽装」請負である。
巨大企業にとっては、コスト削減と雇用調節が容易となり、
弱小会社にとっては、中間マージンの獲得が可能となる。
「偽装」が隠蔽されている間は、お互いがメリットを享受できるが、
社会的に暴露されたあかつきには、会社存亡の危機に陥ってしまう。
〜 writer : ろうたん 〜

メンタルヘルスエッセイ 第159話  やる気(1)
著者の山岸氏いわく、
「やる気」のない人は、「やる気」を示すことで得られるメリットがなく、
「やる気」を示さないことで失うコストが存在しない。
「やる気」の有無は、その人の環境に対する「適応」反応だと言う。
「やる気」のない人は、どうしても上司の評価が厳しくなるが、
「やる気」がなくなる環境を、自らが作り出している事に、上司は気づかない。
(安心社会から信頼社会へ:中公新書を参照)
〜 writer : ろうたん 〜

メンタルヘルスエッセイ 第158話  タテ/ヨコ(3)
「枠」は「タテ」社会に通じ、感情的な結びつきが強くなり、
人間関係に依存し易くなるのに対して、
「ネットワーク」は「ヨコ」社会に通じ、論理的な思考を原則として、
公開されたルールに則って進んでゆく。
縦糸と横糸が絡み合う時、日本の伝統的な美しい織物が仕立て上がるように、
「タテ」糸を成す「社員」と、「ヨコ」糸をなす「産業医」が連携を取った時、
初めて、より調和の取れた「産業保健活動」のスタートとなるのであろう。
〜 writer : ろうたん 〜

メンタルヘルスエッセイ 第157話  タテ/ヨコ(2)
「社員」が所属できるのは、「一つ」の会社に限定されるが、
「産業医」は、同時に「複数」の会社に所属が可能である。
「一つ」は「単一性」という「枠」を作り出し、
「複数」は「多様性」という「ネットワーク」を創造する。
「枠」は、師弟関係や主従関係によって硬直化し、
「ネットワーク」は、契約関係によって柔軟性を保持し続ける。
〜 writer : ろうたん 〜

メンタルヘルスエッセイ 第156話  タテ/ヨコ(1)
社会人類学者の中根千枝氏によれば、
人間の所属のあり方としては2種類あって、
一つは「場」として、もう一つは「資格」として。
労働衛生の現場に例えるならば、「場」は「社員」として、
「資格」は「産業医」として、となろうか。
表現を変えると、「場」は「集団」として、
「資格」は「個人」として、とも言えよう。
(タテ社会の人間関係:講談社現代新書を参照)
〜 writer : ろうたん 〜

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