メンタルヘルスエッセイ
- 証券化(3) 2009年01月30日掲載:第140話
- 証券化(2) 2009年01月28日掲載:第139話
- 証券化(1) 2009年01月26日掲載:第138話
- 飢饉(3) 2009年01月23日掲載:第137話
- 飢饉(2) 2009年01月21日掲載:第136話
メンタルヘルスエッセイ 第140話 証券化(3)
証券化の克服し難いハードルとして、
以下の3つの課題が挙げられている。
1つめは「合理性」、合理的に扱えない現実社会の事象を、
無理やり合理化して扱うところに生じる、様々な矛盾。
2つめは「信頼性」、フェアな情報が開示されないまま、
利益は会社に吸収され、リスクだけが転嫁される実態。
3つめは「脆弱性」、コンプライアンスの低下が進行しても、
簡単に内部隠蔽され、暴露される頃には手遅れとなる始末。
こうして、バーチャルなバブルはいずれ弾けるのであろう。
(世界金融経済の「支配者」:祥伝社新書を参照)
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第139話 証券化(2)
証券化が進んでいるのは、何も金融界だけではなくて、
皆さんの会社を見回して戴いても、然りである。
本来の仕事よりも多い、内部管理のための書類作成、
会議・会議の連続で、議事内容の吟味よりも、
開催自体が目的となってしまう、本末転倒の事態。
管理文書や会議の議事録をどれだけ読んでみても、
そこにはバーチャルな世界が描かれているだけで、
リアルな厳しい現実は、営業マンと話せば分かる事である。
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第138話 証券化(1)
世界の金融界を揺さぶっている、サブ・プライム問題、
それを解くキーワードは、「証券化」である。
元々は、交換手段としてスタートした貨幣が、
金・銀から紙幣へ、紙幣から証券へと変化して、
今では、負債までもが証券として扱われている。
ところが、証券化プロセスの副作用として、
現実の経済事情とかけ離れてしまい、
新たに、バーチャルな世界を生み出して、
やがてそれらを、リアルな世界と錯覚し始めたのである。
(世界金融経済の「支配者」:祥伝社新書を参照)
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第137話 飢饉(3)
セン氏が挙げる具体的な「潜在能力」とは、
「よい栄養状態にあること」、「健康な状態を保つこと」
「幸せであること」、「自分を誇りに思うこと」・・・などである。
孔子いわく、「国家が道理を失った時には、大胆に行動し、静かに語れ」。
会社側のコンプライアンスが低下した時こそ、
産業医には、大胆かつ深謀な行動が求められよう。
(貧困の克服:集英社新書を参照)
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第136話 飢饉(2)
会社にとっての「飢饉」状態とは、
社員が「うつ病」で休職に入って、
戦線離脱が次々と続くようなもの。
仕事の量や時間の問題だけではなくて、
業務プロセスの中に歴然と存在する、
基本的人権や「潜在能力」の剥奪が、
その主たる原因と考えられる。
〜 writer : ろうたん 〜