メンタルヘルスエッセイ(過去)0027

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メンタルヘルスエッセイ


メンタルヘルスエッセイ 第135話  飢饉(1)
20世紀に、世界各地で発生した「飢饉」の原因が、
食糧の供給不足によるものではなくて、
基本的人権の「剥奪」であった事を証明したのが、
アジア人初のノーベル経済学賞受賞者、
アマルティア・セン氏である。
(貧困の克服:集英社新書を参照)
〜 writer : ろうたん 〜

メンタルヘルスエッセイ 第134話  肌理(3)
ところが、体をよく動かしてきた代表格の、
体育会系のスポーツマンの中にも、
案外「がさつ」な人が多いのも事実である。
心の主たる働きは思考で、体の主たる働きは行動で、
心と体が統合されたものを「身体」と考えれば、
「身体」を働かせるとは、よく考えて行動する事となろう。
「体」を動かして生きてきたのか、
「身体」を働かせて生きてきたのか、
さて、あなたの人生はどちらでしょうか。
〜 writer : ろうたん 〜

メンタルヘルスエッセイ 第133話  肌理(2)
一方で、「がさつな人だねえ」と言う時は、
細かいところに神経が行き届かず、
雑で荒っぽいさまを指している(大辞林より)。
「がさつ」は「がさがさ」と言う擬音語と、
「つく」と言う動詞の複合語らしいが、
自分本位でわがままな振る舞いは、
まさに「我」そのものである。
〜 writer : ろうたん 〜

メンタルヘルスエッセイ 第132話  肌理(1)
「あの人は、肌理(きめ)が細かい」と言う時は、
行き届いた気配りや丁寧な対応を指している。
身体運動学の分野で「肌理の勾配」と言う時は、
断崖からの転落を未然に回避するような、
人間の生得的な能力への関与を指している。
幼少時から身体をよく働かせて育った人が、
こうした能力に優れているケースが多い。
(からだの自由と不自由:中公新書を参照)
〜 writer : ろうたん 〜

メンタルヘルスエッセイ 第131話  交渉(4)
仲間が割れる、関係が壊れる、いずれも覆い隠されていたものが、
外された時に起こる現象である。
噂話や世間の風評に乗っていた人たちが、
時間の経過と共に真実が明らかになり、
袂を分かち、別々の道を歩き始めるのであろう。
人づてに聞いた話の信憑性は、直接相手と話せば分かる事である。
しかしその際に、何らかの意図や思惑が潜んでいれば、
真実からは遠くかけ離れ、奈落の底に突き落される。
古の先達方は、そんな浅ましい人間の姿を、
泥沼の地獄絵図として表したのかもしれません。
〜 writer : ろうたん 〜

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