メンタルヘルスエッセイ
- 交渉(3) 2009年01月05日掲載:第130話
- 交渉(2) 2008年12月26日掲載:第129話
- 交渉(1) 2008年12月24日掲載:第128話
- 思索(3) 2008年12月22日掲載:第127話
- 思索(2) 2008年12月19日掲載:第126話
メンタルヘルスエッセイ 第130話 交渉(3)
楔(くさび)とは、大辞林によると、
ホゾ穴に差し込んだ部材を固定するためにすき間に打ち込んだり、
石を割ったり、重いものを押し上げたりするのに用いる、責め木。
二つのものを固くつなぎ合わせるもの、きずな。
楔には有形・無形の2種類があって、前者は有形・後者は無形。
楔を打ち込むとは、敵陣に攻め入って敵の勢力を二分する、
相手の勢力の中に自分の勢力を打ち立てる、の意。
二つに分けて、一つにまとめる、
これが楔の極意かもしれません。
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第129話 交渉(2)
相手を激しく批判しても、あるいは限りなく同調しても、
所詮は同じステージ上の戦いである。
ステージが違う戦いの場合、相手は批判も同調も出来ず、
「分からない」「理解できない」「不思議」を繰り返すばかりである。
新しいタイプの事件や犯罪が横行して止まないのは、
我々の考えの及ばないところ、違うステージで相手が生きているからである。
事件の微妙な兆候は、早くから現われてはいるのだが、
見たことも考えたことも無い事に、未然に反応するのは至難の技である。
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第128話 交渉(1)
先日、ある会社の人事担当者と顔合わせをした。
部長・課長・主任の3者そろい踏みで、
今後に向けての意見交換がテーマであった。
お調子者で宴会リーダーの「部長」、
世間知らずで、来がけの嫁タイプの「課長」、
自分は前面に立たず、裏で操る姑タイプの「主任」、
話し合った内容よりも、人物相関が妙に印象に残った、
第一回の「交渉」であった。
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第127話 思索(3)
よく、老舗の味・伝統の味と言われるが、
ただ、マニュアル通りにやっていても、
そうした味が出ないのは、周知の通りである。
気温・湿度・季節や自分自身の体調管理まで、
常にあらゆる可能性を考え抜いていなければ、
安定した味を提供する事はできない。
たった一杯のカレーライスの中に、
職人の「思索」の重みを感じるからこそ、
またふっと、訪れたくなるのであろう。
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第126話 思索(2)
最近のファミリーレストランでは、
お店もきれいで、接客態度も整えられ、
至れり尽くせりのサービスではあるが、
どこか満たされない気分が残ってしまう。
確かにマニュアル通りで、手落ちは見当たらないが、
借りもの知識の受け売りで、自分で考えた痕跡が感じられない。
〜 writer : ろうたん 〜