メンタルヘルスエッセイ
- 共感覚(3) 2008年05月26日掲載:第45話
- 共感覚(2) 2008年05月23日掲載:第44話
- 共感覚(1) 2008年05月21日掲載:第43話
- 挫折(2) 2008年05月19日掲載:第42話
- 挫折(1) 2008年05月16日掲載:第41話
メンタルヘルスエッセイ 第45話 共感覚(3)
サルやネコなどの動物では、生後3ヶ月くらいまでは、
聴覚野と視覚野の間に、実際に神経連絡が存在するらしい。
また、研究者たちの報告でも、「色聴」の人たちに尋ねると、
物心ついた頃から「色聴」がある、との共通点が認められる。
そして、毎週土曜日の夜の人気番組で、主役の男性2人は、
「色聴」どころか、見えない相手と「会話」まで出来るらしい。
「脳幹網様体」仮説のように、もともと人間の神経構造には、
「共感覚」を発生させる「しくみ」が存在していて、
発育の過程や環境に応じて、退化や不活性化が生ずると考えれば、
こうした現象も特段、騒いだり驚いたりする必要もないであろう。
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第44話 共感覚(2)
体の内外からの感覚情報は、基本的に大脳の「視床」特殊核を経由して、
大脳皮質の各感覚野に伝達され、それぞれの固有感覚として認識される。
ところが、感覚情報は「視床」と同時に「脳幹網様体」にも入力され、
「脳幹網様体」への入力情報は、大脳の「視床」非特殊核を経由して、
大脳皮質の各感覚野に向かって、幅広く投射されるのである。
つまり、複数の感覚情報が「脳幹網様体」でミックスされて統合し、
大脳皮質の各感覚野を刺激して、同時に新しい固有感覚も発生させる。
これが、「色聴」メカニズムの一つの仮説である。
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第43話 共感覚(1)
一を聞いて十を知る、聖徳太子ではありませんが、
人の声や音楽などの聴覚情報が、色や形などの視覚情報に変換されてしまう、
こうした現象を、医学用語では「共感覚」と呼んでいる。
最新の研究成果でも、舌の表面温度を微妙に変えるだけで、
味覚が大きく変化することも分かってきた。
これまでは、温度感覚と味覚は別物と考えられてきたが、
複数の感覚間での、相互関連性が示唆されたものである。
言葉を聴くと色を感じる現象は、昔から「色聴」と呼ばれ、
厳密な実験計画に基づいた研究では、圧倒的に女性に多く、
約2000人に1人の割合で存在すると、推定されている。
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第42話 挫折(2)
「挫」は「辱」に通じ、
「辱める」は「はずかしめる」、
「辱い」は「かたじけない」。
「辱める」は、恥をかかせる・名誉をけがすの意、
「辱い」は、もったいない・ありがたいの意。
この休職中の「挫折」の時を、
どちらの「辱」と捉えるかで、
復職後の人生が決まるのである。
〜 writer : ろうたん 〜
メンタルヘルスエッセイ 第41話 挫折(1)
小さい頃は神童と呼ばれ、
学生時代も成績が抜群で、
入社後も順調に昇進して、
ついに来ました、燃え尽き症候群、
どれだけ頑張っても、仕事にならず、
やればやるほど、虚しく空回りする、
45歳にして初めての「挫折」の時。
〜 writer : ろうたん 〜